ハイヤー運転手の仕事内容は6つ!仮眠も大事な仕事ってマジ?

ハイヤー運転手の仕事内容は6つ!仮眠も大事な仕事ってマジ?

こんにちは、アズマです。

今日は「ハイヤードライバーって具体的に何してるの?」という話を書いていきます。

ハイヤーの仕事内容を調べると、大体どこの記事も「安全運転と、おもてなしの心」みたいなフワッとしたワードで片付けられてるんですよね。

いや、それは間違ってないんですけど、読んでも「で、1日の中でどんな動きをしてる人なの?」ってイメージが全然湧かないんじゃないかなと。

なので今回は、現役ハイヤードライバーの業務を 「送迎・お迎え・待機・地理研・洗車・仮眠」の6つ に分けて、それぞれ具体的に書いていきます。読み終えるころには、自分がその仕事をしている姿をちゃんと想像できるはずです。

目次

ハイヤー運転手の仕事は大体6つに分けられる

結論からいきます。ハイヤードライバーの仕事は、ざっくり以下の6つです。

  1. 送迎(出張送迎・会食送迎の2パターン)
  2. お迎え
  3. 待機
  4. 地理研(事前準備)
  5. 洗車
  6. 仮眠

「え、6つ目が仮眠?」って思いましたよね。これ冗談じゃなくて、仮眠もちゃんと仕事のうちなんですよ。詳しくは記事の最後で書きます。

ちなみに送迎は「出張送迎」と「会食送迎」の2タイプで中身が結構違うので、本文では分けて書いていきます。

「運転」と「おもてなし」だけじゃ実態は見えない

ハイヤーの仕事を聞かれた時に「高級車で役員さんを運んで、丁寧に接客する仕事です」って説明する記事、まぁ腐るほどあります。

嘘じゃないんですけど、これだと「1日8時間とか10時間の中でずっと運転してるの?」「運転してない時は何してるの?」がまったく見えてこないわけで。

ぶっちゃけ、ハイヤーの仕事は運転してる時間よりも、運転してない時間の方が長い んですよ。

そこまで含めて「仕事」なので、運転とおもてなしで片付けると実態からズレる。だから一個ずつバラして見ていきます。

① 送迎:どこかに送る

いわゆる「出張に送り出す」ってやつですね。東京駅、羽田空港、成田空港、品川、新横浜あたり。自宅や会社から役員さんを乗せて、駅や空港まで送って終わり。

これだけ聞くと「なんだ、簡単じゃん」って思うかもしれません。わりとイージーな仕事として扱われがちです。

ただ、遅れたら一発アウトな仕事 なので、なめてかかると痛い目を見ます。

事前準備が地味に多いんですよね。

  • どのインターチェンジからどの高速を使うか、それとも下道か
  • 役員が乗る飛行機はどこの航空会社の何便か
  • 出発ロビーのどのゲートが近いか
  • 東京駅は降ろす場所が複数あるので、それぞれのルート確認

まとめると、降ろす場所の詳細と、そこまでのルートの確認。羽田や成田は渋滞リスクがあるので特に気を遣います。

具体例:汐留の会社から羽田第二ターミナル

たとえば汐留のオフィスから羽田空港第二ターミナルへの送迎。汐留に行って役員を乗せて、羽田第二ターミナルへ。第二ターミナルの出発ロビーは基本2階。そのへんの細かい情報も事前に調べておく、というか先輩に聞いた方が早いです。

② 会食送迎:会食に連れて行って、出てきたら送り届ける

続いて会食送迎。これは出張送迎とは別ジャンルの仕事なんで、分けて書きます。

流れはシンプルで、会食場所まで送って → 役員が出てくるまで待機 → 出てきたら電話をもらって → 店の前に車を回して → 自宅へ送り届ける、というもの。

ここで地味にしんどいのが、出てくるタイミングが読めない という点なんですよね。

店の前で待つこともあるが、基本は避けたい

店の前で待つこともあります。ただ、いつ出てくるかわからない緊張感があるんで、みんな店の前とかではあまり待ちたくない んですよね。ずっとアイドリング状態で気を張ってるのしんどいじゃないですか。

長時間停められない店なら、電話をもらってから向かう

なので実際の運用としては、長時間止められないような場所のお店だと、基本は電話をもらってから店の前に向かう スタイル。そうじゃない店なら店の前で待つこともあるし、ちょっと離れたところで待機することもある、みたいなケースバイケースの判断が入ります。

会食相手に車を見られたくないケースもある

あと細かい話ですけど、会食相手のお客さんに車を見られたくないケース もあって、その場合はあえて離れたところに駐めて、呼ばれたら迎えに行くこともあるんですよ。

③ お迎え:どこかに迎えに行く

こちらは逆で、空港や駅から自宅・会社にお連れするパターン。ご自宅のお迎えもあります。

「送迎」と対称に見えますけど、空港の場合はお迎えの方が面倒だったりします

空港の到着レーンに直接迎えに行くか、駐車場に車を停めてターミナル内のゲート前でお迎えするか。空港の駐車場は埋まりやすいので、そこの読みが現場での気の遣いどころ。

到着レーン迎えは、役員が到着して電話をくれたら向かう流れですね。

平日夕方の空港迎えは渋滞確定

ぶっちゃけ、平日の夕方に空港お迎えが入ると大渋滞確定で、ちょっとテンションが下がります。

VIPレーンが使えるかどうかでラクさが激変

あと環境差がデカいのが、VIPレーンが使えるかどうか。VIPレーンだと車を停める場所が特別に確保されていてかなり楽。

一般客と同じ駐車場を使うと、そもそも停められないこともあって、「事前にトイレ行っておいた方がいいな…」みたいな細かい判断が必要になります。

④ 待機:実は仕事時間の中で一番多い

ハイヤー業界で 「待つのも仕事」 と言われるくらい、なんやかんや待機時間が一番多いんですよね。

待機には2種類あります。

  • 仕事がない時の待機(案件と案件の間)
  • 仕事中の待機(役員が訪問先・会食先にいる間)

仕事がない時の待機

これはみんな好きなように時間を潰します。ゲームをしたり、仮眠をとったり、資格の勉強をする人も。意外と自由度はあります。

仕事中の待機

役員が他社を訪問してる間とか、会食してる間の待機。大体は送迎先の近辺で待ちます。会食中ならドライバーが晩御飯を食べることもあります。

理論上は「出てきた時にすぐ迎えに行ければ何してもいい」んですけど、いつ出てくるか正確にはわからないので、大体は車の中で待機することが多い です。

ただ夜の会食が30分で終わることはウルトラレアケースなので、トイレに行ったりちょっと買い物したりっていう人も普通にいます。

待機時間の中身は、もう少し具体的に別記事で書いているので、気になる人はそちらも読んでみてください。

⑤ 地理研:事前準備が命

ハイヤーは 事前準備が命 です。ミスらないように、行き先の情報を徹底的に押さえておく仕事。

押さえるのは時間、行き先、備考の3点。これだけ聞くと簡単そうですけど、現場はかなり細かいんですよ。

入り口が複数ある建物のトラップ

たとえば帝国ホテル。正面玄関なのか、宴会場口なのか。ここを間違えると役員を正しい場所で降ろせず、詰みます。

Google Map頼みだと普通にミスる

ルートも、Google Map頼りだと普通にミスります。一方通行、右折禁止、時間帯規制など、トラップが結構ある。

不安なら「地理研」で現地下見

で、行ったことがない場所で不安なら、待機時間に実際に現地を下見しに行く こともあるんですよ。これを業界用語で「地理研(ちりけん)」と呼びます。

正直めんどくさいです。ただ、本番でミスらないためには、めんどくさくてもやる価値があるんですよね。

⑥ 洗車:地味に毎日

車は毎日洗うのが基本です。地味にめんどくさい業務ナンバーワン。

自分の固定車があれば、まあ毎日ガッツリ洗車しなくてもいいんですけど、毎日違う車に乗る体制だと、仕事終わりに必ず洗車する必要があります

帰りがあまりに遅い時はパパッと拭くだけで済ませることもありますけど、次に乗る人のことを考えると、やっぱりちゃんと洗わないとな、っていうのが本音ですね。

爆速で仕上げれば15分くらい、まあ普通にやれば45〜1時間くらいはかかります。
要領を得ると20分くらいで見た目は綺麗になります。

夏はまあ地獄です。大体地下駐車場や立駐ですがかなり蒸し暑いです。
いかに効率よくサクッと終わらせるかが肝ですね。
ちなみに、ちょっと高いですが吸水性が抜群のタオルを1枚持っておくとかなり楽になります。

固定車だと待機時間にサッと洗える

自分の固定車があると、昼の待機時間にサッと洗ったりもします。時間の使い方に融通が効く。

あと、担当企業が超大企業だと、待機場所に洗車スペースが用意されてることもあります。水道と場所があるだけで洗車のストレスが全然違うので、これはかなりラッキーな環境。

⑦ 仮眠:これが実は仕事のうち

はい、最後が仮眠です。

「いやいや、寝るのが仕事とかふざけてるだろ」って思うかもしれません。ただマジなんですよね。

なぜ仮眠が仕事なのか

理由はシンプルで、居眠り運転は御法度 だからです。

空車状態(お客さんを乗せていない時)なら、途中で仮眠を取ったりして眠気を飛ばせます。ミンティアを食べたり、最悪歌いながら運転するみたいな荒技もあります。ただ実車状態(役員を乗せてる状態)で眠気に襲われたら、正直どうしようもない。

実車中に歌ったりミンティア食べたりはできません。

だから事前に仮眠を取る

なので、事前に対策するしかないんですよ。

具体的には、待機時間に仮眠を取る。ハイヤーは朝4時、5時起きが珍しくない仕事なので、日中の空き時間にちゃんと仮眠を挟んでおかないと夜までもちません。

つまり「眠くなる前に寝ておく」のが仕事。眠くなってから対策するんじゃ遅い んですよね。

特にゴルフ送迎では昼間に寝るのはほぼマスト。朝は早く、運転時間も長いので寝ないといけません。

他の業界にはない文化

これ、普通の会社だとなかなか「寝るのが仕事です」とは言いづらいんですけど、ハイヤーの世界では普通に「寝ておけ、それも業務のうち」っていう文化があります。

最初は違和感あるかもしれませんけど、お客さんを安全に運ぶための義務 として組み込まれてるんですよね。

仕事内容が見えたら、次にやること

ここまで読んで、ハイヤードライバーの仕事内容についてざっくりイメージが湧いたかなと。

  • 運転する(送迎・お迎え)
  • 待つ(待機)
  • 調べる(地理研)
  • 整える(洗車)
  • 備える(仮眠)

運転だけの仕事じゃないことが伝わったら、この記事の役目は果たせたかなと思います。

この記事では業務の全体像を6つ+送迎の2パターンでざっくり見ましたけど、それぞれの中身(1日の流れ、待機時間の実態、年収の話など)はもう少し踏み込んだ別記事で書いてます。気になる項目があれば、そちらも読んでみてください。記事を何本か横断すると、解像度がかなり上がります。

参考にしていただければ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次